[新型コロナウイルス肺炎感染について]
上海の企業負担軽減の救済措置①

2020.02.06
  • 制度トピックス
  • 中国(Greater China)

 

 新型コロナウィルスによる感染拡大により、正常な企業活動が制限され、企業の業績に与える影響や企業の負担が日々増加しています。そのような状況を踏まえ、各地で企業救済措置が出されています。2月3日に上海市人力資源及び社会保障局より、以下の4つの企業救済措置が発表されましたので、ご紹介いたします。なお、具体的な手続きなどについては、現時点で明らかにされていない内容も含まれておりますので、実施に当たっては現地行政部門からの発表にご注目ください。

 

1.失業保険料の還付
企業の生産・経営への影響を軽減するため、2020年にリストラの回避や人員削減の抑制を継続し、一定の条件に合致する企業に対して、前年度に納付した失業保険料総額の50%を還付します。
この措置により、14万社の企業に対して26億元の負担を軽減できる見込みです。

2.社会保険料納付基数調整の延期
本年より上海市社会保険料の納付年度開始日は7月1日に変更し、例年の4月1日より3ヶ月延期します。
この措置により、上海市の企業にとって、101億元の社会保険料の納付額が減少する見込みです。これは、毎年増加している社会保険料の納付基数を抑制する効果が見込まれます。

3.社会保険料納付期限の延長
新型コロナウィルスによる肺炎蔓延の影響で、社会保険料納付登録を期限内にできない企業・個人に対して、終息後の登録を許可します。
期限内に社会保険料を納付できない場合、社会保険関連機構へ届出を行い、終息後3月以内に納付する場合、滞納金は発生しません。

4.研修補助金の交付政策
新型コロナウィルスによる肺炎蔓延の影響で、生産一時停止期間中、従業員向けのトレーニングを行う企業に対して、実費の95%に相当する補助金が交付されます。

 

 

出所:返还失业保险费,延长社保缴费……本市推出四项举措减轻企业负担

http://rsj.sh.gov.cn/201712333/xwfb/zxdt/01/202002/t20200203_1303016.shtml
 

 

 

▼本稿内容等に関するお問い合わせ先

山田コンサルティンググループ(株) 事業戦略部 平井 global-support@yamada-cg.co.jp

 

 

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