2023年11月22日、世界経済の新たな変化に対応し、アジア太平洋地域の新たな経済発展方向性を創造するため、第4回中韓日アセットマネジメントサミットが江蘇省常州市鐘楼区で開催されました。当社上海現地法人、山田商務諮詢(上海)有限公司 総経理の平井孝明が本サミットの招待を受け、第2部「多様な資本は産業発展の深さと広さを促進する」をテーマとしたパネルディスカッションに、パネリストとして参加しました。

本サミットは、常州市鐘楼区人民政府、常州市地方金融監督管理局、北京朗姿韓亜資産管理有限公司が共催し、韓亜金融グループ、三井住友信託ホールディングス、常州鐘楼金隆控股集団有限公司が後援となり、中国、韓国、日本の3ヵ国、ひいてはアジア地域へ情報共有と意見交換のプラットフォームを提供し、投資とアセットマネジメントの分野における中国、韓国、日本間の意見交換とさらなる提携を促進することを目的としています。
「産融賦能,聚力共赢(産業と金融の協力、win-winに向けた努力結集)」をテーマに、中国、韓国、日本から多くの企業や団体等の代表者、専門家などを招待し、新たな情勢下での中韓日の経済貿易協力とクロスボーダー投資、多様な資本による業界の深化・発展支援、アセットマネジメント業界の発展動向などについて、意見交換と議論を行いました。

RCEP協定の枠組みに伴い、中国、韓国、日本3ヵ国間の貿易・投資障壁は徐々に低下し、新エネルギー、新材料、ロボット、デジタル経済、バイオ医療などの新興産業が台頭を続け、中韓日の多国間協力に新たな成長側面をもたらしています。このような状況において、中国、韓国、日本の多様な資本の力は益々顕著になり、産業発展の深さと広さに新たな活力を注入しています。それに対して、中国、韓国、日本の産業投資専門家は「多様な資本は産業発展の深さと広さを促進する」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。
当社平井は第2部のパネリストとして参加、その他のパネリストは韓亜証券深圳 法人兼総経理 柳炅氏、常州鐘楼金控 副董事長 厳建東氏、東星医療 董事長 万世平氏、北汽業投 執行董事 賈広宏氏、白雲電気集団 董事長 胡德良氏、亜禾資本管理 パートナー 袁正氏でした。

平井は、「日本のM&A市場は近年活発で、特に2018年以降は取引件数が増加傾向にある。」と指摘。「日本におけるM&A案件は、外資系ファンドが持つグローバルな視野、豊富なリソース、国際的な人材といった優位性を柔軟に活用することが考えられるが、現地日本企業の外資に対する不慣れさや不安の解消にも注意を払う必要がある。最後に、今後中国における投資家は産業転換に焦点を当て、中国のハイエンド製造業のチャンスを掴む必要がある。」と強調しました。

記事・写真出所:朗姿韓亜資管のWechat公式アカウント